2015年3月4日、イタリア元老院は、生きている人間から違法に摘出された臓器の取引、販売、管理に関わる人間に、3年から12年の禁固刑もしくは5万から30万ユーロ(600万円から3600万円)の罰金を課す法案を可決した。法案は臓器販売や移植ツーリズムを公に奨励・宣伝する者への処罰を規定している。違法に臓器を入手するために、患者を促したり助けたりする医師は、医療倫理に反する行為をしたものとして生涯、医師としての資格を剥奪される。
中国での臓器移植濫用の証拠に基づいて草案された。マウリツィオ・ロマーニ上院議員は「年間1万件の移植用臓器はどこからくるのでしょうか?」という質問に対して、次のように回答した。「答えは衝撃的です…特に精神修養法である法輪功の修煉者が、臓器のために殺害されています。「共食い」という言葉があてはまります…イタリアでこの人権侵害を停止させることはできません…しかし、私たちには共犯者にならないためにあらゆる努力を尽くす義務があります」
イヴァナ・シメオニ上院議員は次のように語っている。「(法輪功修煉者から臓器を収奪していることに関する)確固たる文書が揃っています…このような身体の物品化は、考えただけで身の毛が立ちます」