プレスリリース

ロンドン発2018年10月16日(火)(10月23日更新)

中国での強制臓器収奪を調査する民衆法廷が発足

中国での良心の囚人(無実の人々)からの強制臓器収奪を調査する民衆法廷が発足。同民衆法廷は、中国での臓器移植濫用停止(ETAC)国際ネットワークの委託による。

同民衆法廷は、中国国家または国家認定機関が強制臓器収奪に関する犯罪行為を犯したかを調査する。

ETACの常任取締役スージー・ヒューは次のように述べる。

「民衆法廷は、公式の国際機関が進んで調査しないか、できない状況の、深刻な犯罪を裁くためによく行われます。生存者や犠牲者の家族・友人にとっての裁定となります」

同裁判は、Queen’s Counsel(女王陛下から権威を授与された法律家)であるジェフリー・ニース卿が司る7名の独立したメンバーから形成され、日程を定めた公聴会をロンドンで開催する。

2018年の12月10日の国際人権デーを最終日とする3日間にわたる公聴会では、30名の証言者と専門家の証拠が提示される。その後も必要に応じて開廷。

ETAC顧問委員会委員長のウェンディー・ロジャーズ教授は下記のように述べている。

「この裁判は中国で臓器のために良心の囚人(無実の人々)が殺害されていることに関する、信頼のおける継続的な申し立てに正当に応えるものです。この異例な規模の犯罪疑惑に国際社会が取り組むには、法律に照らした確固たる分析が求められます。民衆法廷を通して、このような分析と、中国での強制臓器収奪の証拠に基づく透明性のある永続的な記録が提示されます。国際機関が踏み込むことを余儀なくされる貴重な資料となることでしょう」

公式サイト:www.chinatribunal.com

重要ヶ所の邦訳をjp.endtransplantabuse.orgに掲載していきます。

 

英国 – Andrew Moody

Tel: +44 7908 651827

Email: andy.moody@endtransplantabuse.org

 

オーストラリア – Wendy Rogers

Tel: +61 422 538 592

Email: wendy.rogers@endtransplantabuse.org

 

米国 – Louisa Greve

Tel: +1 (571) 882 4825

Email: louisa.greve@gmail.com

 

参考資料

中国は2000年以来、強制臓器収奪を告発されてきた。当初、中国は死刑囚の臓器の強制摘出が問題視されていた。その後、中国側は、自己の国家に対する犯罪を償うために死刑囚は臓器提供に合意していると主張していたが、2015年1月、死刑囚からの臓器摘出は完全に停止したと発表。しかし、中国における臓器移植件数は2000年以来累増しており、また、中国に渡航移植しているツーリストの数は数千人に上るという報告からも、死刑囚の臓器源以外の供給源が示唆される。中国移植産業の規模、その他の証拠から、良心の囚人(無実の人々)から強制的な臓器の収奪・売買に中国政府(中国共産党)が関与している可能性が指摘されている。

2016年、ETACは中国での移植手術濫用を最も包括的に調査した報告書を発表。英語版はこちらへ。https://endtransplantabuse.org/an-update/ (Kilgour, Gutmann, Matas)

日本語による手短な要約は「中国臓器収奪リサーチ・センター」による『メディカル・ジェノサイド』の小冊子とビデオを参照されたい。https://www.chinaorganharvest.org/ja/資料のダウンロード/

 

ETACについて

中国での臓器移植濫用停止(ETAC)国際ネットワークは、非営利・非政府団体。オーストラリアに拠点を置き、英国、米国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア各国に委員会を設けている。ETACは弁護士、学術者、倫理学者、医療専門家、調査者、人権擁護者が連合し、中国での強制臓器収奪を停止することに専心する。

詳細はこちらへ:

(英語)www.endtransplantabuse.org

(日本語)www.jp.endtransplantabuse.org

 

民衆法廷について

「民衆法廷」とは、国際法上問題がある行為が発生していると考えるNGOや市民が自主的に有識者を集めて構成する模擬法廷。イラン、ベトナム、北朝鮮の人権濫用など国際問題の調査に用いられてきた。公式の国際機関が進んで調査しない、調査できない、または調査を恐れる深刻な犯罪を取り扱う。判決は生存者や犠牲者の家族・友人のための裁きとなり、公式な国際機関に動いてもらうための資料提供と同時に、他には存在しない「証拠に基づく」歴史的な記録を残す意義がある。

民衆法廷の重要性に関する情報は下記へ

(イラン民衆法廷基金理事長 ジェフリー・ニース卿の講義)

https://youtu.be/gc1JhN_xCOo

 

英語原文

(日本語訳掲載 2018年11月6日)